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2022年02月06日

供給者は定期的に再評価しなければならないか?

審査の現場で散見される「供給者は年1回定期的に
再評価しなければならない」という指摘は、そもそも
規格要求事項にはありません。

ISO9001:2015で要求しているのは、供給者の再評価を
行うための、“基準の決定”です。
“定期的”な再評価ではありません。

例えば「供給者評価シート」に品質、価格、納期欄を設け、
年に1回、形式的に〇印を付けるような、形骸化した運用
が散見されます。

このことについて、「供給者評価シート」の記入漏れを
見つけ出すような、まるで何かの寸法検査や間違い探しの
ような審査が稀にあるようですが、全くもって本質的では
ありませんね。

審査員は、組織にメリットをもたらさない、無意味な
「供給者評価シート」に改善の余地を発見すべきであり
その力量が求められると思います。

つまり「再評価の基準」は、その供給者が組織にどのような
リスクを持っているかによって異なるということです。

例えば、重要部品の供給者等、提供される製品、サービスが
貴社に極めて重大なリスクを持つ供給者と、事務消耗品を
購入している供給者とでは、評価基準は異なるのが自然です。

また、顧客から指定された供給者や、決まった供給者から
しか製品、サービスを購入出来ない場合に、継続取引の可否
を評価しても意味がありません。

その場合、規格が求める「再評価の基準」は、条件の変更が
無い限り継続取引の再評価は要しない、となるかも知れません。

供給者が貴社の構内に常駐して、連続的に製品、サービスの
供給を受けている場合には年1回の再評価は、不要かも知れ
ません。
逆に、リスクの高い製品、サービスの供給者と稀に取引をする
場合には、そのリスクに見合った再評価が必要かもしれません。

繰り返しになりますが、ISO9001:2015で要求しているのは、
供給者の再評価の基準の決定です。
儀式的な一律の再評価ではありません。

貴社にとって意味のある供給者評価プロセスを構築し、運用し
て欲しいと思います。

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