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2015年02月23日

ISO2015年版改正

ISO 14001規格改正については、2015年2月2に
東京で開催された第9回TC207/SC1/WG5
会合で、FDIS(最終国際規格案)の作成作業が
行われましたが、今回は箇条4と箇条6にとどまり
ました。
次回は、4月のロンドン会議において作成作業を
行うとのことです。
従って、2015年6月~7月に予定されていたISO
14001:2015規格の発行は2ヶ月ほど延期される
見通しです。
また、DIS(国際規格原案)の「脅威及び機会に
関連するリスク」は
MSS共通テキストに合わせて「リスク及び機会」
に変更されることになりました。

ISO 9001規格改正については、2015年7月から
FDISのコメント受付を開始し、2015年9月頃の
発行を予定していますが、
ISO14001のFDIS作成が2ヶ月ほどずれ込んだ
ためISO14001との整合性を高めるために、若干
予定よりも遅れることが予測されます。

なお、小事務所では2015年版対応のご支援を
行っております。
お気軽にメールフォームよりお問合せ下さい。

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2015年01月11日

有益な環境側面という誤解

ISO14001では環境側面の特定、著しい環境側面の
決定プロセスの確立、実施、維持を要求しています。

環境側面は「環境影響の原因系」のことですが、
原因系に対する「管理策」を「有益な環境側面」と
称し、特定しているケースがあるのが気になります。

そもそも、有害な環境影響を及ぼす「環境側面」が
存在するから、「管理策」が設定された筈です。

「環境側面」があって、それに対応する「管理策」が
あるのですから「管理策」それ自体は「環境側面」では
ないでしょう。

実際、有益な環境側面と称されている内容の多くは、
目標管理(4.3.3)運用管理(4.4.6)項目を再掲し
たものです。

因みに、ISO14001の附属書A3.1項に記述された
「有害か有益かを問わず」は、環境側面ではなく、
環境影響を指しています。

この部分が審査で誤解を生み「有益な環境側面」と
の根拠とされているケースもあるようです。

「環境側面」と「管理策」の関係性をシンプルに整理
すると、本来のリスクが見えて来るかも知れません。

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