日経ビジネスの「2011年名言?迷言?大賞」に
以下の言葉が掲載されていました。
「命の重さを知るには大きすぎる代償でした。
しかし、苦境にあっても天を恨まず運命に耐え
助け合って生きていくことが、これからの、
私たちの使命です」
(宮城県気仙沼市立階上中学校
卒業生代表 梶原 裕太氏)
この言葉は、皆様の記憶にもまだ鮮明に残って
いることと思います。
“震災からわずか11日後に被災地の中学生が泣き
ながら読み上げた答辞の一部である。
政治家や経営者たちが混乱して、責任を押しつけ
合い自らの過失を「想定外」で糊塗しようとする
一方で、15歳の少年は天を恨まず
過酷な運命を受け入れようとする”
(「日経ビジネス」より)
原発問題に限らず、エネルギー、経済、外交、
社会保障等、あらゆる分野がハイリスクな状況
の中で、指導者、マネジメント、そして我々に
求められることは何でしょうか?
「基本と原則に反するものは例外なく破綻する」
「いま直面する課題は何か、問題は何か、行う
べき意志決定は何か、
そして意志決定に適用すべき基本と原則は何か
を徹底して考えよ」(P.F.ドラッカー)
今こそ、指導者、マネジメントを含むすべての
人々が、その基本と原則に立ち返るべき時なのだ
と思います。