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2012年05月04日

JISQ9100:2009(その2)

JISQ9100:2009(品質マネジメントシステム
-航空,宇宙及び防衛分野の組織に対する要求事項)
には「7.製品実現」の章に、
ISO9001:2008(JISQ9001:2008)には無い
「プロジェクトマネジメント」「リスクマネジメン
ト」等の要求事項があります。

7.1.1プロジェクトマネジメント
組織は、組織及び製品に適するように、資源及び
スケジュールの制約内で、
要求事項を受容可能なリスクの下で満たすために、
体系化され、管理された方法で製品実現を計画し
管理しなければならない。

7.1.2 リスクマネジメント
組織は、適用される要求事項の達成に向けたリスク
を管理するため、組織及び製品に適切な次の事項を
含むプロセスを確立し、実施し、維持しなければ
ならない。
a)リスクマネジメントのための責任の割り当て
b)リスク基準の定義(例えば、発生確率、影響の
程度、リスクの受容)
c)製品実現を通じてリスクの特定、アセスメント
及びコミュニケーション
d)定義したリスク受容基準を超えるリスクを緩和
する処置の特定、実施及び管理
e)軽減処置を実施した後の残留リスクの受容

すなわち、7.1.1項(プロジェクトマネジメント)
の中で、製品実現の各段階(個別プロセス)に対し
リスクマネジ メントを適宜、実施することが要求さ
れております。

当事務所ではこれらの考え方を、ISO9001:2008
(JISQ9001:2008)に準拠したシステムの更なる
強化に活用するご支援も行っております。

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